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3.某HP「株式日記」から転載:韓国テレビドラマの「冬のソナタ」

 投稿者:不動明王  投稿日:2004年 7月30日(金)22時05分31秒
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   ◆再ぴ、核ミサイルで怨念晴らす
 さて、ここまで述べたドラマや映画はすべて九〇年代中盤までに制作されたものである。その後のW杯の日韓共同開催や韓国における日本文化開放の影響で最近では韓国人の対日感情も改善され、こうした映画やドラマは制作されていない……と言いたいところであるが、実は今も大人気なのである。

 九九年には再び「日本にミサイルを発射する」という映画が封切られる。「幽霊(ユリョン)」というこの映画は潜水艦から日本に核ミサイルを撃ち込もうとする内容だった。「幽霊」とは韓国海軍が保有する原子力潜水艦。「幽霊」は極秘の任務を帯びて韓国を出発する。その任務とはマラッカ海峡を通過した後、自爆することであった。

 韓国軍の首脳部は原子力潜水艦を破棄するにあたって周辺国を牽制するためにわざわざインド洋での自爆という手段をとったのである。乗組員全員はいずれ「幽霊」と共に自爆する運命だった。このことに気づいた副艦長は叛乱を起し艦内を掌握する。そして日本の潜水艦を魚雷で撃沈し、.日本全土に核ミサイルを発射しようとする。結局、ミサイル発射の直前に副艦長は潜水艦内部の内輸もめで死に、「幽霊」は自爆してしまう。

 この映画は99年度映画興行順位の八位.にランキングされた。韓国のアカデミー賞に当たる大鐘賞では男優主演賞・新人監督賞・照明賞・編集賞・音響技術賞・映像技術賞を受賞。九九年の青竜賞技術賞、二〇〇〇年映画評論家協会賞技術賞に輝いている。〇一年三月には日本でも公開された。

 副艦長は「核は国家に完全な主権を与える」と主張するのだが、これは「ムクゲの花が咲きました」の主人公の主張とまったく同じだろう。「幽霊」が沈んでいくラストシーンでは副艦長は「幽霊が沈没するのはあの(日本の)魚雷で沈んだのではない…:自ら強くなることを怖がる自分自身のためだ」「強くなければ踏み付けられて生きるしかない」「いつまで屈辱の中で生きるのか。あの高慢なコジェンイやチョッパリどもに五千年の(韓国の)歴史を奪われるわけにはいかない」などと主張する。

 つまり副艦長は周辺国から受けた侵略の怨念を核ミサイルで晴らそうとしていたのである。ちなみに「コジェンイ」とは「鼻の高い奴」程度の意味で欧米人に対する蔑称。「チョツパリ」とは下駄や足袋を履く日本人を蹄の割れた獣類に見立てた蔑称である(中略)

 ◆「冬ソナ=友好」は独りよがり
 ここで注目しなけれぱならないのはぺ・ヨンジュンが小泉首相の竹島(独島)関連発言を「妄言」と規定しているという点である。つまりぺ・ヨンジュンも韓国の一般的な愛国者であり、「独島は韓国の領土」「小泉首相の発言は妄言である」と見なしているのである。もっともこれは韓国人、とりわけ韓国で活躍する芸能人としては至極当然の反応であると言える。

 万が一にも小泉首相の発言に理解を示そうものなら韓国国内で「売国奴」「親日派(本来は目本の植民地支配に協力した朝鮮人を指す言葉で売国奴と同義)」という批判や罵倒が浴びせかけられ、芸能活動中断にまで追い込まれていたであろう。

 前述したように、小泉首相はぺ・ヨンジュンを「調和と共感を基礎にしたコミュニティーの形成」に寄与すると見なしていると発言した。しかし、小泉首相に限って言えば、そんな甘ったるい想念は早く捨てたほうがいい。小泉首相がぺ・ヨンジュンとお近づきになりたいのなら、まず「竹島(独島)は韓国の領土である」と認めなければならないのである。

 もっともぺ・ヨンジュンの立場も苦しい。もし韓国人視聴者の感情に配慮するあまり「小泉首相の発言は誤った歴史認識に基づく妄言です」などと「本音」を公言したら、今度は日本国内で反発を招くからである。結局それは日本での芸能活動にプラスとはならないだろう。つまるところぺ・ヨンジュンは自分の「本音」を公にはできないのである。こうした立場にいる芸能人に「調和と共感を基礎にしたコミュニティーの形成」を望むのは少々期待過剰の感がある。

 日韓両国の文化交流という視点から見た時、韓国の映画・ドラマが日本で人気を得るというのは決して悪い現象ではない。日本の中年女性がぺ・ヨンジュンや「冬のソナタ」に見果てぬ夢を託すのも自由である。
 

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